建築設計プレゼンテーション その2(建物イメージ・間取り)
前回のプレゼンテーションの続きとなります。浜松さんの自宅がどのような形になるでしょうか?今回は建物イメージ・間取りについてプレゼンを行いたいと思います。
どのように住むのが一番楽しそうかなと考えました。目立つ場所ですので周囲からの視線を遮りプライバシーを確保する必要があると考えました。
外観イメージ
南東方向からのイメージです。
プライバシーを確保する方法として塀でぐるぐると囲ってしまう方法ではなく、建物を配置することで解決しました。
南側に3方向囲われている中庭風な場所に窓を設けてそちらを開放的にします。
2階は周りに建物がないので開放感を感じやすいです。窓を開けて生活できるような形で考えてみました。
日本的なイメージが良いということでしたので、イメージをもう少し汲み取って考えてみました。建築はその土地の気候にあった形がデザインとなっています。
沖縄・・・丈夫な壁、丈夫な瓦屋根で台風から建物を守るインドネシア ・・・ 暑さ対策で高床式
日本も同じで気候に沿って合理的なデザインが日本のデザインになっています。
家根は切妻屋根としています。
庇があることで、夏は暑い日差しを遮り室内が暑くなりすぎないようにします。
秋分の日以降は太陽が下がってきて日差しが取り込めるようになるので、冬はポカポカと温かい家にしようと考えました。
玄関までのアプローチは事務所の様子を見ながら中に入っていけるようにしたいと考えました。
宣伝効果を考えて事務所部分は周辺立地で最も目立つ場所である手前側に配置しました。
事務所併用住宅の計画ですが、住居の一部が事務所ではなく、お客様が気軽に訪れていただけるように事務所は同じ敷地内で住居部分とは別の建物にしました。
北側の塀も全面ではなく、採風を取り込みたい場所は栽植やルーバーなどを採用したいと思います。
内観イメージ
2階はリビングとキッチン&食堂となります。食べる区間とくつろげる空間をわけてあります。
テーブルを囲んでワイワイする以外をリビングで出来るようにしました。
ここからは室内を3Dで見ていきたいと思います。
階段から2階に上がるとこのように見えます。キッチンはあまり見えないです。家事の中心は食事ですが、準備と片付けが大変なので散らかっていてもリビングからは気にならないようにしました。
学習室(自由ルーム)を真ん中に設けています。宿題の場所であったり、大人がリビング以外でネットで調べ物や読書などができます。ライフスタイルを考慮してこのように配置しました。
真ん中に配置したもう一つ理由として、食事の準備をしているキッチンからも気配を感じられるようにしました。
リビングと学習室は別々の空間になりすぎないように、天井をつなげて空間に広がりをもたせています。
ここからは1階になります。ここは一番南側の寝室になります。
寝室から中庭を見ることができます。窓を開けて外の風を感じながら就寝できる環境は精神的にも良いと思います。
南西向きなので、11時頃から夕方まで陽当りが望めます。
1階です。階段下部分を有効活用していて、洗濯機のある洗面室から干す場所までの動線を確保しました。
洗濯の効率をUPするように考えました。
室内干しスペースにもなりますし、ここからすぐに外に干すことができます。
1階の浴室です。長く住まわれる住居ですから、高齢になって介護が必要になった時にはお風呂から寝室までの導線をまっすぐにしました。
ハーフバスユニットを採用することで、壁の部分を木目にするという工夫により旅館のようなお風呂をイメージしています。
外に目隠し塀を設置してプライバシーを確保しながら採風のための窓を設けています。
窓の外には小さなデッキがあり、入浴後に涼むことができます。
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建物のイメージはつかめましたでしょうか?次回は最終回で、まとめになります。
中村まり子
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