2015-04-10
「自宅の要望と生活」建築設計においてまずはヒアリングから
「自宅」兼「設計事務所」の設計をスタートしました。
会社と自宅の両立という問題がありますが、まずは「自宅」という部分をどのように設計していくかについて書きたいと思います。
家族に自宅の要望について聞いてみました、おおよそこのようなものでした。
- 中庭が欲しい
- 今のマンション(70m²)が狭く、収納ができないので収納がほしい
- 共働きだから家事を合理的にやりたい
- 広すぎる家だと掃除とかが大変だから広すぎないようにしたい
- 子供の成長に必要な場所が欲しい
- 庭いじりとか草むしりがめんどくさいのであまりやりたくない
- 家に帰ったときに落ち着ける場所が欲しい
- 家の中では服装は適当でいたい
- 風呂から庭が見えるとうれしい
- 太陽光を載せて売電したい
- 子供部屋は相部屋で良い、将来は出て行くわけだし
- できれば和風というか日本的な感じが良い
- 駐車場は2台、来客用にもう1台置ければベスト
- どうせ建てるなら上質なものにしたい
- 予算はまずは図面を描いてみて、その中で決めていきたい
最初の段階では生活内容をもっと理解してそれをまとめないと(一緒に住んでいるのに)わからないので、まとめたものが下記となります。
要望を図面に全部織り込めばOKというわけではなく、要望をどのように形にしていくか、要望の根元にある「本当に言いたかったこと」を探るというのがコミュニケーションの中で大事な部分になります。
朝は共働きということもあり、毎朝のやるべき家事で終わってしまいます。では夜はどうかというと、やはり家事と食事・お風呂で1日が終わってしまいます。
現在の自宅マンションから引っ越すので「住居A」が「住居B」に替わりましたというのでは意味がないので、生活面が向上することを達成したいと思います。
そこで考えたのが、今一緒になってしまっている「大人の空間」と「家族(こども)の空間」をわけるというものです。子供が幼児と小学生低学年ですので、どうしても子供中心の生活になってしまいます。
一緒に生活しながらどうやって精神面でのゆとりや充足を得るかを考えたときに「空間」がキーワードになると思いました。
シアタールームが出てきましたが、プロジェクターでサッカー中継とか子供とアニメを見たいとのこと。プロジェクターはフルHDの解像度のものでも金額が安くなってきたのと、明るい部屋でも見れる機種が出てきたので自宅と一緒に検討するのも良いかもしれません。
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中村まり子
代表取締役/一級建築士 : まりこ建築デザイン株式会社
一級建築士。浜松市内の建築設計事務所、浜松日建工科専門学校教員を経て、2015年4月に「まりこ建築デザイン株式会社」を設立。充実した人生(Quality of Life)を過ごしてもらえる建物を提案したいという想いで設計業務を行っています。プライベートでは2児の母、趣味はクラリネット演奏。
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